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誹謗中傷訴訟の費用一覧・損害賠償額の相場(慰謝料、弁護士)
はじめに
インターネットでの誹謗中傷訴訟の費用や損害賠償請求の相場について詳しく解説。近年、SNSや掲示板での名誉毀損による損害賠償額が高額化しており、適切な対応が求められます。訴訟費用の目安や、弁護士に相談する際のポイントを分かりやすく紹介。企業や個人が誹謗中傷に遭った場合の法的対策や、勝訴事例を交えて解説します。安心して法的手続きを進めるための情報を提供します。
目次
誹謗中傷訴訟にかかる費用は、以下のような項目に分かれます。
1. 弁護士費用
弁護士に依頼する場合、以下の費用がかかることが一般的です。
① 相談料
- 相場:30分 5,000円~1万円
- 無料相談を実施している弁護士事務所もあり
② 着手金(成功・不成功に関わらず発生)
- 相場:20万円~50万円
- 交渉のみの場合は10万円程度になることも
- 訴訟まで進むと追加費用が発生
③ 成功報酬(勝訴・示談成立時に発生)
- 相場:獲得した賠償金の20%~30%
- 名誉回復目的で、賠償金を請求しない場合は「定額」で請求されるケースもあり(例:30万円)
④ その他弁護士費用
- 裁判の出廷費用:1回3万円~5万円
- 証拠収集のための費用:数万円~数十万円
2. 訴訟関連費用
訴訟を起こす場合、以下の費用が発生します。
① 印紙代(裁判所への申立費用)
- 計算方法:請求金額に応じた額
- 例:
- 100万円の損害賠償請求 → 1万円
- 500万円の損害賠償請求 → 3万円
② 予納郵券(郵便切手代)
- 相場:6,000円~10,000円程度(裁判所によって異なる)
③ 証拠収集費用
- 発信者情報開示請求(プロバイダ責任制限法に基づく)
- IPアドレス開示請求:1万~5万円
- ログ保存要請:無料~1万円
- 発信者情報開示請求訴訟:20万円~50万円
- SNSやサイト運営者への開示請求:無料~数万円
3. その他の費用
- 調査費用(探偵・専門業者):10万円~50万円
- 示談交渉費用(弁護士依頼時):10万円~30万円
- 控訴・上告時の追加費用:20万円~
合計費用の目安
| 訴訟の内容 |
費用目安 |
| 交渉のみ(示談) |
10万円~30万円 |
| 発信者情報開示請求(任意交渉) |
10万円~20万円 |
| 発信者情報開示請求(裁判あり) |
50万円~100万円 |
| 損害賠償請求訴訟 |
50万円~150万円 |
| 控訴まで含む場合 |
100万円~ |
費用を抑える方法
- 無料相談を活用(法テラスや一部の弁護士事務所)
- 着手金無料プランを選ぶ(成功報酬型の弁護士)
- 弁護士保険に加入する(費用をカバーできる)
具体的な金額は弁護士や案件によって異なるので、相談時にしっかり確認するのが重要です。
誹謗中傷の民事訴訟(損害賠償請求)における損害賠償額の相場
誹謗中傷による損害賠償額は、ケースによって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
1. 誹謗中傷の内容別の損害賠償額の相場
| ケース |
損害賠償額の相場 |
| 軽度な誹謗中傷(悪口・批判など) |
10万円~50万円 |
| 事実無根の名誉毀損(悪評・デマ) |
30万円~100万円 |
| プライバシー侵害(個人情報の暴露) |
50万円~150万円 |
| 侮辱・ヘイトスピーチ |
50万円~200万円 |
| 虚偽情報の拡散(風評被害) |
50万円~300万円 |
| 社会的地位を脅かす誹謗中傷(芸能人・企業経営者) |
100万円~500万円 |
| 被害者が職を失うなど深刻な被害が発生 |
300万円~1000万円 |
2. 影響の大きさによる損害賠償額の違い
| 影響の大きさ |
損害賠償額の相場 |
| 被害が軽微(少数の閲覧) |
10万円~50万円 |
| 一定の拡散(SNS・掲示板) |
50万円~150万円 |
| 大規模拡散(炎上・メディア報道) |
100万円~500万円 |
| 重大な経済的損害(企業・著名人) |
300万円~1000万円 |
3. 企業・法人への誹謗中傷の場合の相場
個人ではなく企業や法人が被害を受けた場合、損害額が高額になる傾向があります。
| ケース |
損害賠償額の相場 |
| 企業の評判を落とすデマ |
100万円~500万円 |
| 商品・サービスの風評被害 |
200万円~1000万円 |
| 株価・売上への影響 |
500万円~数千万円 |
4. 損害賠償額を決める要因
裁判所は、以下の要素を考慮して損害賠償額を決定します。
- 投稿の内容:誹謗中傷が悪質か、事実無根か
- 拡散の範囲:SNS・掲示板・ニュースサイトなどで拡散されたか
- 被害の程度:精神的苦痛、仕事・収入への影響
- 加害者の対応:謝罪・削除の有無、悪質な投稿の継続性
- 過去の判例:同様のケースでの賠償額
5. 実際の裁判例
① 会社経営者が風評被害を受けたケース
- 概要:匿名掲示板で「この会社は詐欺をしている」などの投稿
- 損害賠償額:330万円(精神的苦痛・営業損害を含む)
② 個人が誹謗中傷されたケース
- 概要:SNSで「この人は不倫している」と虚偽の投稿
- 損害賠償額:110万円
③ 芸能人への名誉毀損
- 概要:ニュースサイトで虚偽のゴシップ記事が掲載
- 損害賠償額:500万円
6. まとめ(一般的な損害賠償の目安)
| ケース |
損害賠償額の相場 |
| 軽微な誹謗中傷 |
10万円~50万円 |
| 事実無根の名誉毀損 |
30万円~100万円 |
| 風評被害・デマ拡散 |
50万円~300万円 |
| 企業・経営者への攻撃 |
100万円~1000万円 |
裁判による賠償額はケースごとに異なるため、具体的な金額は弁護士に相談するのがベストです。
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